← コラム一覧へ
実践2026-08-13

一年の吉方位の見つけ方。立春から立春までで考える

年の変わり目になると、「今年の私の吉方位はどこですか」というお問い合わせが増えます。もっともなご質問なのですが、実はこの問いには、そのままではお答えしにくい事情があります。

理由は二つ。一年ぶんの吉方位は一つに決まらないこと。そしてその一年が、いつからいつまでを指すのかが人によって違うことです。順にほどいていきます。

その一年は、立春から立春までです

まず期間の話から。九星気学の一年は、立春に始まり、翌年の節分に終わります。2月4日ごろから、翌年の2月3日ごろまで。1月1日ではありません。

ですから「2027年の吉方位」といったとき、それは2027年2月4日ごろから2028年2月3日ごろまでを指します。2027年1月中はまだ2026年の盤です。ここを取り違えると、年末年始の判断がまるごとずれます。

同じように、月の区切りも1日ではなく節入りです。毎月4日から8日ごろに、次の節に入ります。カレンダーの月と、気学の月(節月)は一致しません。

吉方位は「三つの盤の重なり」で決まります

九星気学では、年盤・月盤・日盤という三つの盤を使います。それぞれ動く速さが違います。年盤は一年かけて、月盤は一か月かけて、日盤は一日で入れ替わります。

ご自分にとっての吉方位は、この三つの盤で、ご自分と相性の良い星がどこに回っているかを見て決めます。そしてどの盤まで見るかは、何をするかで変わります

引越しや永住のように影響が長く続くことは、年盤・月盤・日盤の三つすべてが揃っている必要があります。当然、条件は厳しくなります。一年を通しても、数えるほどしか日がない年も珍しくありません。

一度行ったことのある場所への旅行や、国内の近場へのご訪問であれば、月盤と日盤の二つで見ます。

日々のお買い物やお食事のような、日常の祐気貯蓄であれば、日盤だけで足ります。これならほとんど毎日、どこかに行ける方位があります。

つまり「今年の吉方位」は一つではなく、目的によって答えが変わるのです。「今年、引越すならどこか」と「今日、散歩に出るならどこか」は、まったく別の問いになります。

年盤だけを見ても足りません

雑誌などでよく見かける「◯◯星の人の今年の吉方位は東と南西」という書き方は、年盤だけを見たものです。これは目安としては役に立ちますが、そのまま動くと危ないことがあります

年盤で東が良くても、実際に動く月の月盤で東が五黄殺になっていれば、その月に東へ動くのは避けるべきです。日盤も同じです。年盤は、いわば大きな地形図のようなもの。実際に足を運ぶ日には、月盤と日盤という縮尺の細かい地図が要ります。

ですから、一年の吉方位を知るときの正しい手順はこうなります。まず年盤でどの方位に望みがあるかの見当をつける。次にその方位が、どの月・どの日に月盤・日盤とも揃うかを探す。そこがはじめて「動ける日」です。

十二歳以下のお子様がいらっしゃる場合

ご家族で動かれるときの注意です。十二歳以下のお子様には、小児殺という、その年齢のあいだだけ働く凶方位があります。大人の吉方位が揃っていても、お子様にとって小児殺にあたっていれば、その方位への引越しは避けるのが無難とされます。

ご家族の人数が増えるほど、全員の条件が揃う日は減ります。四人家族で三盤すべてとなると、一年に数日ということも普通です。それでも、条件を緩めれば道はあります。日を選ぶこと自体が、気学の実践なのだとお考えください。

実際に調べるには

ここまでの手順を手作業でやろうとすると、盤を何十枚も書き出すことになります。当研究所では、そこを計算でお手伝いしています。

まずお出かけ吉方位。生年月日と日付を入れると、その日の八方位の吉凶が出ます。年盤・月盤・日盤・時盤の四つを並べて表示しますので、どの盤で何が起きているかがそのまま見えます。無料です。

一年ぶんを見渡したいときはお出かけ吉方位カレンダー。一年の一覧から月を絞り、日取りを決めるところまでひと続きで行えます。「引越すなら、いつがよいのか」を探すのは、この道具の役目です。

ご家族そろって動ける日を探すなら共通吉方位。最大六名まで、全員の条件が揃う年月日を絞り込みます。小児殺も自動で判定します。

そして、方位そのものを地図で確かめるなら方位マップ。ご自宅を中心に八方位の境界を引き、磁気偏角も自動で補正します。こちらも無料です。

焦らないことも実践のうちです

最後に、心構えのことを一つ。

吉方位が巡ってこない時期というのは、必ずあります。特に三盤すべてを揃えようとすると、年単位で待つことになる方もいらっしゃいます。そういうとき、条件を無理に緩めて動くよりも、待つほうがよほど気学的です。

その間にできることもあります。日盤だけで見る日々の祐気貯蓄です。近所へのお買い物、お食事、散歩。小さく積み重ねておくと、大きな移動の機会が来たときに効いてきます。

一年の吉方位を知るというのは、「どこへ行けるか」を知ることであると同時に、「いつまで待つか」を知ることでもあります。焦らず、少し長い目でご覧になってください。

自分でも、吉方位を出せるようになります

無料ツールで今日の吉方位を、お出かけ吉方位カレンダーで先の日取りまで。

もう一歩、深く学びたい方へ

宗家が実際に用いている鑑定手法を、順を追ってまとめたテキストです。ご購入後すぐPDFでお読みいただけます。

お出かけ吉方位カレンダー Web版ライセンスと合わせた3点セットもご用意しています。